ヘムラー大佐


 ”ああ、ダメ人間。されど権力はあきらめ難し” 

  プリンプリン一行がアクタ共和国に入った時の一番最初のボスキャラ。彼の名前は恐らくナチスドイツの親衛隊全国指導者、「ヒムラー」から取っていると思われるが、ヒムラーのようにある種の”やり手”では決して無く、「へ」である。これはへタレの「ヘ」では無いかと思うのだが…個人的に。
 部下に軍曹、ステッラを従え、前線司令官としてプリンプリン一行(プリンプリン以外)を軟禁した。

 彼は軍人でありながら命を惜しむ事この上なし。銃殺好きなルチ将軍やランカーを極度に恐れる反面、部下のステッラや軍曹にはアクタ共和国憲法を振りかざして威張り散らす。下に強く上に弱い男の典型だ。そして神経質そうな青白い顔と細い目、常にピクピク鼻を動かし何かを嗅ぎ回る、という彼の顔はその性格と見事にマッチしている。プリンプリン物語の敵役は、いつでもこういった等身大のダメ人間に描かれており、それがまたこの作品の魅力とも言える。

 権力欲旺盛にもかかわらず、ステッラのように権力に取り入る事は下手で、その為いつも彼女に先を越されてしまっている。また仕事を見てもヘマが多く、ルチ将軍にとってはいわゆる「使えない奴」だった。また裁判で死刑になりそうな所をプリンプリンに助けられて恩義を感じるという一面もあった(しかしすぐ忘れてしまったようだが)。

 ルチ将軍が去った後、彼女と国を二分しての内戦を始めるが、ルチ将軍が不在となったアクタ共和国編自体、この頃はその継続意義を失いかけていた。

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人形の特徴:
 アクタ編の人形の服装は基本的に黒が主軸なのだが、彼も同様だ。バルタン星人の様に二つに分かれた帽子と黒マント、黒軍服。そして顔は青白く、目は「線」、そして分かりにくいが、ピクピクと鼻を稼動する事が出来る。左頬に傷がある。
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声:関根 信昭 (せきねのぶあき) 
 1月1日生まれ。東京都出身。

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情報は集まり次第増やして行きます。

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