------第129回 「宝物の行方」 (前半のみ)------
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王家の谷では16
歳になったプリンプリンがテントの外に出て考え事をしている。ここで♪わたしの祖国
プリンプリン:「このアクタ共和国は美しいところかしら?清らかなところかしら?この国に愛なんかあるのかしら?…ううん、あるのは空き缶ばっかり!!」 (「わたしの祖国」の歌詞を踏まえてのセリフとはいえ、ほと
んど全否定で
ある(笑)
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一方こちらはアクタラバード。
アクタラジュース飲み終わって空き缶を投げ捨てるルチ将軍。
ス
テッラ:「わが祖国アクタ共和国の輝ける支配者ルチ将軍、おかわりをどうぞ」次の缶ジュースをルチ将軍に差し出す。その時テ
レビ電話がかかり、入浴中のランカーが映った。 ルチ将軍:「おや、今どちらに?」 ランカー:「今、東洋の国ジパングだ。忙しくてのんびりする暇が無
い。」 (と言いつつのんびり入浴…)
ステッラ:「Mrランカー、あなたが東奔西走して世界中にミサイルや戦車や爆撃機を売りさばいているお陰で軍事力の均衡が保たれ、世界平和が維持されてい
るのです。」 ランカー:「それは皮肉かね?カワイコちゃん?」 (補足:人形の造詣からではブスなのか美人なのか属性が判然としな
いステッラだが、ランカー的にはカワイイになるらしい。プリンプリンに恋するランカーだけに一応そっちの審美眼は確か、という事で良いのでは…。)
ステッラ:「ま、皮肉だなんてとんでもない。Mrランカー万歳!Mrランカーにサーベル平和賞を!!」 (補足:サーベル…つまり皮肉。)
ラ
ンカー:「ところでプリンプリンはどうしておるかな?」 ルチ将軍:「元気です。今、王家の谷に行っています。あなたの美人秘書Mrsへドロも行っていま
す。」 それを聞いて安心したランカー。私もそっちへ行くと伝えてくれ、と言い残してテレビ電話を切る。
一人つぶやくルチ将軍 「…王家の谷を幾ら探しても、宝物は無い。」
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一
方、王家の谷の地面の下では、シドロモドロがヘドロの命令で宝を探して洞窟をさまよっていた。しかし一向に見つからない。シドロモドロ:「ヘドロの姉御、
ヘドロの姉御っ」 糸電話で呼び出す二人だが、ヘドロは居眠りしていて起きてこない。 シドロ:「そんじゃ俺っちも寝ちゃおっと」 モドロ:「そうすっぺ
か…」 くたびれてその場に寝てしまう二人。
その二人をたたき起こしに来るヘドロ。 「シドロモドロ!起きなさい。起きて宝物を探しなさい!カセイジンから取り上げたこの本に王家の谷のちょうどこの
辺の地面の下に宝物があるって書いてあるんだ!」 シドロ:「あ~あ、姉御は人使いが荒いよなぁ」
プリンプリンはまだ中々眠れなくて外にたたず
んでいる。 「変
だなぁ、今夜はちっとも眠くない。今日は私の誕生日、いろんな事を考えたせいね、きっと。」(慣れない事するからー)
ちょ
うどテントからマイホームが出てきた。
マイホーム:「プリンプリンちゃんや!あんたまだ起きとんのかね?子供は早寝せにゃいかんがな!」(もう16歳) プリンプリン:「マイホームさん!見てよ!」 人面木を指差
すプリンプリン。マイホーム:「ん?」 しかしマイホームが振り返った瞬間、人面木はフッと消える。(まさに「志村後ろ!」状態だ。当時大人気だったドリフの
「全員集合」の影響だったりして(笑)
プリンプリン:「あれ…元に戻っちゃった。私見たのよ。この木が人の姿に変わるのを…」必死で説明するプリンプリン。